石家荘のバスをめぐる不可解さはこれで終わらなかった。急斜面を降り、体勢を立て直した。地図を見ると、白佛汽車姑が近くにあった。なかなか立派なターミナルだった。僕らはここで鄭州あたりまで行くバスがあればいいと思っていた。しかし紙にその地名を書いて渡しても、「没有」ばかりが返ってくる。食い下かって訊くと、どうもこのバスターミナルは、近隣向けのバスが発着するところのようで、長距離バスはないようだった。そして紙に書いてくれたのは、『客込忿姑』というターミナルだった。
[参考情報]
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急いでタクシーに乗る。しかしいくら走ってもなかなか目的地に着かないのだった。資料を見ると、石家荘の街の人口は五百二十万人もいる。日本人でこの街の名前をどれほどの大が知っているのかと思うのだが、その街ですら五百万人を超える人口を抱えているのだ。今回のルートの目的地であるバンコクの人口が六百万人である。中国の街は気が滅入るほど大きいのだ。結局、タクシー代は二十元にもなってしまった。北京から石家荘までのバス代が四十六元だというのに、街中を移動しただけでこれだけかかってしまうのだ。