公害問題は、個別の企業が明確な環境汚染者だったので、その企業に責任を問い、解決することができました。しかし、環境問題は、一人ひとりの人間が出す汚れが原因ですから、その解決には、一人ひとりが参加していくことが大切です。立場を越えてごみを減らしたいと協力していくことで、つながりが生まれ、人の輪が広がります。住民と企業と行政が対立するのではなく、力を合わせてともに協力し、互いに働きかけていけば、その相乗効果によって、日本はごみの少ない国へと目標を定めて進んでいけると思います。法律のあら探しをして法律全体を否定するのではなく、法律のよさを活用して、一歩ずつ、ごみの少ない循環型社会へ向かって走りましょう。政策を国が押しつける時代は終わりました。私たちが参加し、作り上げていく時代が二十一世紀です。澄んだ目で世界の動きや日本の動きを見つめ、私たちがになう役割を果たしていきたいと思います。究極の目的は、ごみの少ない社会、ごみを大切にする社会の実現です。