アーカイブ

保育士の新しい取り組み

F保育園における偏食傾向のある子どもの事例のように、外国人の子どもや保護者と保育士との間に生じた問題を、保育士が積極的に解決しようと努力をしはじめたとき、異文化をもつ個体は、周囲の人の保育や自分のまわりの環境をも変容するだけの力をもつことが可能になる。そしてその際に重要なのは、保育士の意識改革や新しいやり方に取り組もうとする意欲である。保育士が自分自身の今までの保育観を変えて、新しいやり方に向けての一歩を踏み出さなければ、子どもは周囲を変容させるだけの力をもちえない。またこれらの事例では、外国人幼児が対象となっていたが、保育士の新しい取り組みは、外国人幼児に対する関わり方を変えるだけではない。異文化間移動経験のない日本人幼児に対する関わり方も考え直すきっかけとなる。また偏食傾向の外国人幼児の事例にみられた保育士と保護者の時間をかけたやりとりは、一見非効率的にみえる。しかし、お互いが満足いくまで話し合う、または相手に時間をかけて関わることによって、相手や自分の価値観・行動が変容し、さらには集団全体の価値観が変わっていく突破口をも見出せるであろう。

[参考サイトのご紹介]
保育士になるには
http://www.seitoku.jp/kttcsu/