台所の残滓(残りかす)などを含むごみを集中して堆積しますと、ごみ中に含まれていた酸素がたちまちなくなって、いわゆる腐敗分解を起こします(堆肥化のように酸素が供給される状況で分解すると、悪影響が少なくなります)。生ごみや繊維素は酢酸などの水溶性有機物質になり、さらに炭酸ガス、メタンなどの気体になります。肉のような蛋白質の多い物も水溶性有機物質やアンモニアなどになり、一部は硫化水素、硫化メチルなどの臭気物質になります。燃え殼、金属などは通常変化しませんが、一部は有機物の腐敗で生成した酸に溶けます。したがって、可燃性ガス、臭気物質などが排出して大気を汚染し、ハエ、ネズミ、ゴキブリ、ガラスなどの動物が群集することになります。その上に雨が降ると、有機物、窒素、金属成分などが溶けた浸出汚水が流れ出し、周辺水域の水質汚濁を起こします。あらゆる環境汚染が起こりますので、埋め立て地は公害のデパートともいわれるのです。そのため、発生ガスを集めて燃焼させたり、汚水が地下水系に漏れないようにしたり、下水処理場の小型のような処理施設を設けて現地で処理したりしなければならなくなっています。