保険医療の矛盾をよく表わしているのが最新医療になります。最新医療は前例がないので保険では認められていません。メソトレキサートは慢性関節リウマチの治療薬として世界的に第一選択薬です。しかし日本では厚生省が保険医療として認めていないので、保険適用外になっています。ヘリコバクターピロリーが胃潰瘍の原因として新聞紙上で取り上げられていますが、どれほど治療効果が優れていても、治療薬である抗生剤は当然保険の適用外なので支払い拒否、やってはいけない治療になります。
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腹腔鏡下の胆嚢摘出術や胃切除術は患者の負担を減らす画期的な外科的治療ですが、当初治療費は拒否されていました。現在では保険適用が認められていますが、新たな臓器に腹腔鏡下の手術を行う場合は、当局の許可が必要とされています。このように保険で認められる治療は過去の治療に限られ。最新の治療は患者のためでも許されないのです。医学の進歩に追いつけない保険行政の怠慢を医師に責任転化させているのです。一方的に医療費を払わないという手段に対し、ほとんどの医療機関は泣き寝入り状態になっています。抗議によって一時的に医療費が戻っても、次回から保険診療を厳密に適用され、支払い拒否の部分がさらに増加することを病院側が知っているからです。